ぶーちゃんとおにいちゃん

島田ゆか(作) 白泉社

きょうだいケンカや、年が近いいとことわが子が仲良くできないと、
どのように見守りどのような声かけをしたら良いか迷うことはありませんか?

また、子どもたちがケンカをすることで、自分自身がイライラしてしまうこともあると思いますが、いかがでしょうか?

そのような際には、【つい】上のお子さんを叱ってしまうと思いますが、
上のお子さんには、上のお子さんなりの気持ちや要求があるのですよね。

でも、そのような気持を大人は忘れてしまっているように感じます。

この絵本は、バムとケロシリーズで大人気の島田ゆかさんが、
おにいちゃんのきもちときょうだいについて、ユーモラスにしかも子どもの気持ちにそって、
きょうだいの良さを教えてくれる絵本です。

この絵本を親子でご覧になることで、お母さんやお父さんは上のお子さんの気持ちが理解できます。
上のお子さんは、お父さんやお母さんに、自分の気持ちを解ってもらえたと安心できます。

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

5 歳と2 歳の男の子、上の子は自分と弟みたいだと思いながら楽しんでいます。下の子はわけがわからないながらも、「何だか自分のこと言われてる?」と感づきながら、周りの楽しそうな様子につられて喜んでいます。時々、子どもたちの名前に呼び変えて読んであげると、これまた喜びます。絵は細部までいろいろ工夫があって、大人が読んでも面白いです。これを読むと、喧嘩ばかりの子どもたちを見る目が温かくなる気がします。
(東京都在住、5 歳7 ヶ月男の子・2 歳4 ヶ月男の子、日本語250 冊))
最初に読んだ時は、正直あれっと思いました。書評で賛否両論あるのも分かる気もしました。ですが、大人の読み方と子どもの読み方って違うんですね。我が次男には、プラスの言葉がインプットされ、「お兄ちゃんだいすき♪」と連呼するようになりました。絵を読み取る工夫もされています。私にとって、絵本の選び方について考えを深めさせてくれた一冊です。
(東京都在住、4歳7ヶ月の男の子 15歳男子、日本語550 冊)