きのうのおひさま、どこにいったの?

薫くみこ(作) いもとようこ(絵) ポプラ社

お勧めの絵本の理由やお子さんの反応など

いもとようこさんのイラストは大好きで、他にも彼女の絵本を沢山持っていますが、この絵本を1番に選んだ理由は、おひさまが沢山落ちているページが本当に輝いていて、素晴らしいです。主人公のクマ君が、おひさまが山の向こうに沢山あるに違いない、っと想像した時の絵です。そのページを開くと、3歳の息子、0歳の娘がとても喜びます。ストーリーも”一緒に食べると美味しいんだね!”など、人間関係の良さを自然に表現しています。最後に結局お日様は、手の届かない所にあり、クマ君はがっかりして泣いてしまいますが、一緒にお日様探しをした、ウサギちゃん、サル君に慰められ、大好きな友達と一緒にいる事は、お日様と一緒にいるみたいだ…っとクマ君が悟り、絵本が終ります。その何とも言えない暖かさが大好きです。
(フランス在住、3歳8ヶ月男の子・9ヶ月女の子歳、日本語280 冊・フランス語42 冊・ドイツ語2 冊)